タイのオンラインショッピング市場

11月11日は「独身の日」。これは中国EC大手のアリババグループがデートに行けない独身者を対象にネットショッピングを楽しんでもらおうと始めたプロモーション戦略。

これにより昨年の取扱高は2684億元(約4兆2千億円)を記録しています。

さらに今年はコロナの影響もあり昨年を大幅に超えた7兆9千億円を記録しています。

この「独身の日」イベントは現在中国だけではなく日本を含め多くのアジア各国で行われるようになり、タイも数年前から11月11日に大規模なプロモーションをはじめたところすごく反響があったため昨年から1月1日~12月12日まで毎月ゾロ目の日にプロモーションを始めたようです。

タイ人が特に活用しているオンラインショッピングがLAZADAとSHOPEEになります。

このLAZADA社はもともとドイツの会社が運営していましたが2016年に中国のアリババが東南アジアの事業進出のため10億で買収。

SHOPEE社はシンガポール発のサービスで東南アジア6カ国と台湾で展開しており2018年6月には東南アジア5カ国では月間平均訪問者数でLAZADAを抜いて1位になったプラットフォームです。

参照: LAZADA https://www.lazada.co.th/
   SHOPEE https://shopee.co.th/

昨年11月11日のタイの売れ筋ランキングは以下になります。

LAZADA社

  • 1位:携帯
  • 2位:電化製品(テレビなど) 
  • 3位:ベビー用品(おむつやミルク)
  • 4位:ライフスタイル(家具・ユニフォーム・アディダスなど)
  • 5位:健康・美容品(化粧品・シャンプー・美容機器など)
  • 6位:ファッション(下着・サングラス・サンダル・スーツケースなど)

SHOPEE 社

  • 1位:美容とパーソナルケア商品
  • 2位:家電製品
  • 3位:携帯電話と携帯用アクセサリー

先日タイで開催された11月11日イベントの結果もお届けします。

LAZADA

昨年の売り上げを15時40分時点で達成。

開始2時間で10億バーツ(約35億円)の売上最高レコードを打ちだす。

SHOPEE

売上トップは昨年と変わらず、美容とパーソナルケア商品、家電製品、携帯電話と携帯用アクセサリーのカテゴリー。

昨年との違いは現在タイで流行っているスナック菓子「クリスピーフライドチリ」が1日で15,000個、電化製品の中では最近メディアで取り上げられているソーラーパネル付きライトが1日で12,000個売れました。