
全世界で景気が落ち込む中、コロナ禍で業績を伸ばしているタイの会社を紹介します。
TQM Corporation Public Company Limited (TQM) 保険会社
TQMは個人向けに699THB(約2400円)/年でコロナの治療と死亡に関しての健康
保険を出したことで100万件の契約を増やし前年度から39%増加の7.06億THB(約24億円)の純利益を出しました。
現在タイの感染者は3403人(8月27日現在)で留まっているため、幸運なことに利益を伸ばしている会社と言えます。
8月25日の海外からの帰国者5名の件を除けば3か月以上感染者がでていないタイ。早く国民の微笑みが戻るといいですね。
セブンイレブン (CP ALL社)
タイ最大財閥チャロン・ポカパングループが運営するセブンイレブン。
日本のコンビニ業界は4・5月の売り上げが対前年同月比で2カ月連続5-10%減と大きく落ち込んでいる中、タイのセブンイレブンは4・5・6月の売り上げが28.87億THB(98億円)純利益と好調です。
コロナの影響で飲食店・デパートが一時閉店、10時以降外出禁止を出している中、周辺住民の購買が売り上げを伸ばしました。
日本との違いでいうと同社は2019年12月からLINEアプリでデリバリーサービスをお試しで始め、今年3月からセブンアプリを使って本格的にオンラインで購入したものを24時間お家まで運んでくれるデリバリーサービスを始めました。
日本のコンビニは2014年からデリバリーを始めていますが配達員の確保が課題であり、対してタイのセブンイレブンは2万人の配達員を確保していることが現在のコロナ禍を上手く切り抜けている要因ともいえるでしょう。