セレナビアジア通信 2020年5月1日号

いつもお世話になっております。セレナビアジアです。

いよいよ明日からゴールデンウイーク。とはいえ世の中はコロナ禍における自粛生活が続いておりますが、観光に関わる皆様はいかがお過ごしでしょうか。

海外渡航もできない現在、セレナビアジアから皆様にタイとシンガポールの現地のちょっとした情報を弊社の現地社員からの声も含めお届けしたいと思います。

新型コロナウイルスにおける生活状況

世界各国で出されている緊急事態宣言。この1週間で両国の制限に変化が見られます。

タイでは・・

非常事態宣言が5月31日まで延長となりました。半面、5月3日から施設によっては徐々に規制が緩和される方向にもあります。

しかし、国民の半数以上が貯金をしないタイ人なのでこの1ヶ月の延伸が人々の生活に大きな影響を及ぼすことになるでしょう。現地日系飲食店経営者からは既にバンコク撤退の声が聞こえてきています。

その様な中で生活に対する保障、対策というと「社会保険に加入していない商業施設や娯楽施設などの従業員とインフォーマルセクター労働者向けに1人当たり月5,000バーツを 6ヶ月間支給。対象は約900万人」とのことです。国民全体には対策がなされていない状況となっています。 

アベノマスク、10万円の給付金。ありがたいことです。

在タイ日本国大使館HP
https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20200430_1.html

一方シンガポールでは・・

「サーキットブレーカー」という自宅待機措置が発動。違反者に対して初回で最高10,000SGDまたは6ケ月以下の禁錮刑が処せられる、という厳しいものです。これが6月1日まで延長となり、更に制限が強化されているようです。コロナ感染者が人口比でも突出している為、苦肉の策ということでしょうか。

(在シンガポール日本大使館HP)
https://www.sg.emb-japan.go.jp/files/100047266.pdf

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タイ人とシンガポール人、今は何を食べてる?

もともと外食文化であったタイとシンガポール。今はデリバリーへと大きくシフトしています。なんと、デリバリー業界は既に前年比40%増とのこと。すごいです。

では、両国のデリバリーサービスはどんな状況でしょうか。

 タイの主要サービスは「LINE MAN」。 あのLINEが展開しているデリバリーサービスです。加盟店手数料が業界最安値。大手チェーン店だけでなく路面店なども多く加盟している為、様々なお料理が楽しめるそうです。

両国に共通して台頭しているのが「Grab Food」 マレーシア発のライドシェアサービス。あのソフトバンクが主要株主です。その他、ドイツ発の「foodpanda」、イギリス発の「Deliveroo」など、ちょっと日本のデリバリーサービスとは異なりますね。

では、タイ人はどのようなフードを好んで注文しているのでしょうか。

デリバリーフードは是非とも画像で確認してください。日本人がよく知っているタイ料理、あまりありませんよね。
https://salehere.co.th/articles/best-restaurant-delivery

  • プーカイドン((卵持ちのカニ)をナンプラーなどのタレに漬けたもの)
  • ポークムーカタ(タイ式焼肉)
  • サーモン刺身
  • ビンス(韓国系かき氷)
  • スイーツ(弊社タイスタッフはブアローイが大好物です)
  • タピオカミルクティー
  • ヤム料理(辛い混ぜる系です。例:トムヤムクン) などなど

現地スタッフの話によると、輸出予定だったフルーツが輸出禁止となり海外向けの美味しいフルーツが安価で手に入るようになったとのこと。喜んでました。

また、観光大国のタイには数多くの四つ星、五つ星ホテルがありますが、当然のことながら大打撃を受けています。そこで、80~150バーツ(260~500円)程度のテイクアウト弁当を販売しているようです。これはタイで初めての出来事。これもちょっと嬉しいようです。

同様にシンガポール人の好むデリバリーフード10選です。

  • アヤムペニエット(インドネシア系の揚げたチキンや鳥に辛いソースをつけて食べる)
  • チキンウィング
  • 骨肉茶(バクテー)
  • 巻き寿司
  • ボンレスチキンウィング などなど。

タイと比べてシンガポールはチキン好き。これは野菜や牛豚といった家畜を育てる土壌がないことに起因するのでしょう。養鶏場があるため、どうしてもチキン中心となるのでしょうか。筆者はシンガポールのチキン大好きです。


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